司伝の過去作レビュー

『せっくすてぃーちゃー』は2012年に発売された、子門竜士郎(しもんりゅうしろう)氏作の商業アダルトコミックである。
子門竜士郎氏はコミックMate Lなどに漫画を掲載するエロ漫画家の先生だ。本冊は2012年の単行本だけに、多少絵柄に古さは感じられるが、等身高めのセクシーさが目立つ画風である。作風としては、ベタないちゃラブ系やハーレム作品が多い印象を受ける。
本項では『せっくすてぃーちゃー』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- せっくすてぃーちゃー 第1話~第6話
- 妹サカズキ
- おやくそくっ
- 愛しの軍曹さん
- LIFE
- 奴隷の告白
『せっくすてぃーちゃー』の魅力

BJ068505.html
『せっくすてぃーちゃー』は全11篇で構成されているオムニバス短編集だ。内、表題作である「せっくすてぃーちゃー」は全6話の長編作品となっている。
ヒロインはほとんどがJK。おっぱいは普乳~巨乳まで居るが、全体的には概ね大きい。絵柄の古さこそあれ、ビジュアルも万人向け。萌え絵が苦手くらいの人にはこのくらいのほうが良いのではないだろうか。

BJ068505.html
内容はほとんどがいちゃラブものであり、良くも悪くもシンプルな展開である。長編作品で表題作の「せっくすてぃーちゃー」は、エッチな女教師作品ではなく、竿役が先生であり、様々な女生徒たちと都合よくセックスしまくるお話。ストーリー展開も無く、ひたすら些細なきっかけで生徒たちの相手をする。三姉妹を相手に4Pをするお話はあるものの、基本的には一対一のセックスであり、ハーレム作品としての旨みも乏しい。それぞれのヒロインの可愛らしさは買いたいが、だからこそ掘り下げて欲しい気もする。惜しい作品である。

BJ068505.html
それでも、お気に入りを上げるならその「せっくすてぃーちゃー」だろうか。全体的にも物足りなさの残る一冊だった。
【まとめ】せっくすてぃーちゃー
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
JK |
- JKが大好き
- 2000年代前半くらいの絵柄が好み
- いちゃラブこそ至高
『せっくすてぃーちゃー』は以上のような方々にオススメしたい。絵柄自体は結構ありで、時代を感じつつも、良い個性になっている。ただ、長編作品の旨みとも言える、ヒロインの掘り下げが物足りず、ストーリーとしても仕上げていないのが残念であった。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

コメント