ことなていすと(無道叡智)お年玉ランクアップの条件

司伝の過去作レビュー

『ことなていすと』は2016年に発売された、無道叡智（むどうえいち）氏作の商業アダルトコミックだ。

無道叡智氏はCOMIC LOなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。ベテランであり、ファンタジーなど様々なものを描いてきたが、近年は一貫してロリ系の作品を手掛けている。いちゃラブから凌辱まで幅広く手を付けているが、本冊においてはビッチ系かいちゃラブ系であり、安心度の高い作品が揃っている。

本項では『ことなていすと』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

せのびっちブラック
せのびっちブラック×ゴールド
フィジトレ!
きょうだいおやこ
最後で最初のクリスマスｖ
ランクアップ
レベルアップ
ビッチ!?
こどもブリーダー
Rewind

『ことなていすと』の魅力
【まとめ】ことなていすと

『ことなていすと』の魅力

引用：https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ103973.html

『ことなていすと』は短いカラー作品も含め、全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「せのびっちブラック」「せのびっちブラック×ゴールド」と「ランクアップ」「レベルアップ」はそれぞれ連作となっている。また、「ビッチ!?」など一部の作品は、前作「ろりちゃらぶ」の設定を引き継いでいる。

ヒロインはほとんどがJS、一部JC。おっぱいはみんな貧乳で、いかにも正統派のロリっ娘という体型である。ルックスとしても美少女と言って差し支えなく、かつ幼さも強調されているため、ロリコンとしては申し分ない見た目。作画としては個性的なタッチだが、極端に人を選ぶ絵柄でもないと思われる。

内容はいちゃラブがメインで、かわいそうな展開は無し。竿役とヒロインがそれなりの関係性を築いており、和姦という形でセックスをしている。もちろん、相手がロリっ娘だけに背徳感はあり、実用性についても不満無し。様々なシチュエーションで可愛いロリっ娘達とセックスをする、充実した内容となっている。

平均的に良くてお気に入りは選びづらい。「せのびっち」シリーズは教師と生徒のいちゃラブ作品。ヒロインの可愛らしさの光る作品である。「フィジトレ!」は陸上少女が兄のエッチなマッサージにハマっちゃう作品。日焼け跡がセクシー&マッサージのラインを越えちゃう瞬間のエロさがたまらない。「きょうだいおやこ」は初出社に怯える兄を妹が甘やかしてくれるお話。授乳手コキ⇒騎乗位とこなしてくれる妹が最高で非常に使える1篇。「ビッチ!?」は「ろりちゃらぶ」のビッチちゃんが友達を紹介してくれるお話。唯一の3P作品だが、本番が無いのが残念すぎる。「こどもブリーダー」は生徒にお仕置きされる流れで、勝気な生徒が実はMっ娘で…というお話。夢中になってエッチする姿に魅了される。「Rewind」は生徒と小●生の時に付き合っていた女の子を重ね、記憶と現実があいまいになり…というお話。こちらはインピオ作品として過去編だけで見てみたい気持ちもある。と、ほとんどの作品をあげてしまっているが、ここでは連作の一作目「ランクアップ」をピックアップ。

姪っ子のなつきは、お年玉を貰いに来るときにフェラチオをしてくれる。以前からお年玉の値上げの条件として仕込んでおり、すっかり手慣れてきていた。しかし、竿役からしてもすでに限界の金額を与えており、これ以上のランクアップは厳しいと言う。じゃあもう咥えないと言うなつき。そこで竿役は、もっと気持ちいい、ワンランク上のHなことをしたら考えないでもないと提案する。なつきには無理だろうと言う竿役の挑発に、できると豪語するなつき。実は、なつき自身もセックスを望んでおり……。

お金のためにフェラチオしてると思いきや。何とも可愛いヒロインで、セックスを期待しているのになかなか踏み出してくれない竿役に、我慢できずに自らお尻を向ける姿はかなり萌える。続編の「レベルアップ」では進学し、制服&スク水セックスも堪能できる。2篇で二度おいしい、可愛らしいヒロインだった。