司伝の過去作レビュー

『きて! みて! イジって!』は2014年に発売された、嶺本八美(りょうもとはつみ)氏作の商業アダルトコミックである。
嶺本八美氏は20年以上活動しているベテランのエロ漫画家の先生であり、最近ではCOMIC LOやCOMIC BAVELで漫画を掲載している。ロリ系の作品が多く、その中でも少女のパンツにこだわりがあるように思う。絵柄に多少時代を感じるものの、作画的には安定している。
本項では『きて! みて! イジって!』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- おっちゃんとあそぼ
- 来て! 見て! イジって!
- 描き下ろし その1
- 地味なメガネっ娘の私がいかにして派手なぱんつを穿くようになりしか
- 誘声からきたお兄ちゃん
- しおんさん台風にのる
- 放課後IXAしまSENKA?
- 密室の運動会
- チカン・トレイン -淫行・テンタクル-
- 描き下ろし その2
『きて! みて! イジって!』の魅力

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『きて! みて! イジって!』は全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内、短い描き下ろしが2篇。各話のページ数はまちまちで、30頁以上の作品もあれば、8頁ほどの作品もある。
LOでの作品集のため、ヒロインは全部ロリっ娘である。胸も貧乳ちっぱいばかりで、正統派のロリっ娘と言えそう。萌えに寄せていない作画ということもあり、頭と体のバランスや線の細さが妙に生々しく感じるのもポイントが高い。
ロリということ以外には内容に統一感はなく、その嗜好も含めて多岐にわたる。いちゃラブあり、ハーレムあり、集団レイプあり、緊縛、触手もあれば、珍しいところでおねロリの百合もある。そのため、抜きどころの判別は難しそうだが、次の短編へのワクワク感は他に代え難いものがある。

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先述したが、一番のこだわりを感じるところがパンツである。見せ方と種類もそうだが、そのシワの寄り方や肉のはみ出し方など、一般誌のパンチラを彷彿させる魅力がある。思えば、過去に「ももパン」という単行本も出していたし、パンツにこそ性癖があるのかもしれない。
お気に入りは、そんなパンチラに魅了された教師が主人公である表題作、「来て! 見て! イジって!」をあげておこう。
小●校での二週間の教育実習の中で、竿役の瀬田は一つだけ悔いが残っていた。それは、クラスの女子14人中、最も好みである蒔田希のパンチラのみ見られなかったことである。そんな瀬田に最後のチャンスが訪れる。それは、希を含めた3人の生徒が、瀬田のお別れ会をしてくれるというものだった。瀬田は何としても見ようと決意するのだが、希たち三人は自らパンツを露わにする。3人は、瀬田がパンチラを見てたことを知っていたのだ。パンツを見せると喜ぶだろうと進んでパンツを露わにする3人に、瀬田は欲望をさらけ出し……。
コミカルな導入も好感が持てるが、パンツへのこだわりに愛が感じられる。自ら見せてくれるという展開も良いが、その後瀬田がコタツに入ってパンチラを堪能するのが本物っぽくて良い。コタツの中で見る少女たちのパンツは圧巻の一言。3人の少女についても、性格、ルックス共にしっかりと描き分けられており、その辺りも非常に良かった。

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直球も変化球も投げ分けるといった印象。全体的に楽しめるし、ロリコンならどこかには確実に使いどころもある単行本に仕上がっていた。
【まとめ】きて! みて! イジって!
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
パンツ |
- 少女のパンツ・パンチラを愛している。
- 正統派のJSロリが好き
- 色んなロリを見たい
『きて! みて! イジって!』は以上のような方々にオススメしたい。絵柄は個性的で相性もあると思うが、それでもロリ好きの人には文句なしにオススメ。萌えっぽいロリが苦手なら、ぜひこちらを試してみてはどうか。
何気に「LILLIPUTIAN BRAVERY」の寝取られが好きだったことを思い出した。あれがもう20年以上前の作品だと思うと感慨深いし、長らくお世話になっている先生なのだなあと驚いてしまう。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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