おとなのおもちゃの使い方/前島龍レビュー-オナホと化す少女-

お行

”大人の”をつけると何でもエロく感じる、などと言われるが、それがジャンル名としてまで成立したのは、“大人のオモチャ”くらいだろうか。アダルトグッズという言い回しも用いられるが、特に女性向けの製品については、大人のオモチャのほうが浸透しているように思う。

女性向けならバイブローター。男性向けならオナホール。それぞれ、下手したら本当のセックスよりも快感が得られるように作られており、今もなお進化を遂げている。

ネット通販が一般的になった今では、さらに市場が拡大されている。それは、何と言っても女性が買いやすくなったからだろう。昔よりも今のほうが女性は大人のオモチャを所持している。そう考えると、ちょっと世の中が明るくなったように思えてくる。

司伝
司伝

今回は大人に玩具のように扱われる少女が活躍する作品集をご紹介します。

本項目では、『おとなのおもちゃの使い方』の作者前島龍氏について、また、『おとなのおもちゃの使い方』シナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

おとなのおもちゃの使い方/前島龍とは

タイトルおとなのおもちゃの使い方
著者前島龍
初版発行2019年
掲載誌・レーベルTENMA COMICS LO
出版社茜新社
ページ数221頁
形式オムニバス

漫画家・前島龍(まえしまりょう)

前島龍氏はCOMIC LOなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。

ロリ系の作家であり、コンスタントに作品を発表している。キュートな絵柄とは裏腹に内容はエロエロ。過去にはロリビッチなヒロインを多く描いてきたが、近年では凌辱作品が増え、より激しさを増している。

作品・おとなのおもちゃの使い方

これまでLOでは明るいラブラブな作品が多かった作者ですが、今回は凌辱・レイプ・調教と、ありのままの性欲をストレートに少女にぶつける剛速球な収録作が揃っております。
「やっぱりロリ漫画は凌辱だよな!」という骨太なロリコンさんには特にオススメの一冊ですよ!!

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『おとなのおもちゃの使い方』は全9篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「ガキま○こ 井上楽美香」は連作となっている。

ぶっ飛んだビッチが登場したりとパンチの効いた作品を多く描いてきた作者だが、本作からは露骨なほどにレイプなど鬼畜系が多くなっている。悪い大人に酷いことをされる少女、という構図はほとんど固定で、悲劇として終わることもあれば、ヒロインが快楽に堕ちるものもあり。時には目を背けたくもなる作品も含まれている。

【詳細】おとなのおもちゃの使い方

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ180787.html

それでは、『おとなのおもちゃの使い方』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

  • ねこふんじゃった
  • ジューンブライド
  • みつごのたましい
  • ガキま〇こ 井上楽美香9歳(小4)
  • ガキま〇こ 井上楽美香 初アナル
  • シスターコンプレックス
  • あたしの恋愛事情
  • るんのサクセスストーリー
  • 自慰っくす プラムちゃんvsレイプおじさん

シナリオ

シナリオは現代劇で、だからこそ悲劇的な展開が辛いところ。子どもが悪い大人に引っかかり、強要、脅迫、レイプと酷い目に遭う流れで進む。

中にはそれを笑顔で受け入れるようなヒロインもいるが、それはもう堕ちている子であり、余計に悲惨である。

プレイ内容

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ180787.html

プレイ凌辱、強要がほとんどで、和姦はかなり少ない。また『おとなのおもちゃの使い方』というタイトルだが、玩具を使ったプレイは少なく、これはあくまでも“ヒロインが大人の玩具である”という意味に過ぎない。

体位は正常位、後背位など。鬼畜なセックスが多いため、それも特に無意味のようにも思う。

ヒロインの服装は猫耳スク水、制服、ランドセルなど様々。色んな状況下でレイプ、強要されている。

ヒロイン

ヒロインは一人だけJCで、他は全てJSである。おっぱいはみんなちっぱい貧乳で、見た目は可愛らしい正統派ロリっ娘だ。細いのに柔らかさが感じられるロリボディがそそる。ビジュアルも一見して可愛らしく、特徴的な絵柄ながら、敷居が低い印象である。

ビッチっぽい子も数人いるが、本冊はレイプや強要がメインであるため、どんなヒロインでも容赦なく犯されている。

オススメの一話

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ180787.html

オススメの一話「みつごのたましい」。本冊唯一のJCがヒロインの作品である。

純香は単身赴任から帰ってきた父の存在に動揺していた。昔は父が大好きだった純香は、実は幼少期に父にエッチなことを仕込まれていた。成長してそれが最低の行為だと気付いたため、父親に警戒していたのだ。毎日のオナニーが欠かせないほどエロい体にされた純香だったが、昔みたいに好き勝手させないと心に誓う。ある日、母親が家を空けることになり、不安に思う純香。純香は父に昔のことを責めるが、父は娘の体がエロく仕上がっていることに気づいており……。

無邪気な頃に性を仕込まれ、離れ離れになった後にそれが酷い行為だと気付き、再会する。ありそうでなかなか無かった、ちょっとギョッとするシナリオである。ただ、結局再調教されるオチだったので、私としては、むしろ鬼畜系ではない形でのこのシナリオを読んでみたかったと思ってしまった。

オススメのヒロイン

オススメのヒロイン「あたしの恋愛事情」星離(きらり)。教師と付き合っているJSである。

星離は小串先生と付き合っており、学校内で逢瀬を重ねていた。このことがバレたらクビになる、と怯える小串に対し、星離は校長を説得すればいいと思い、一人直談判に向かう。しかし、星離はその場でレイプされてしまう。後日、校長に話したことをきっかけに小串とケンカすると、星離は再び校長の下へ訪れ、セックスをする。その後、小串と仲直りするも、小串とのセックスが物足りなくなってしまい……。

“大人をナメてるメスガキ”とまで言われてレイプされた星離だったが、その快楽にハマり、何度も校長を求める星離。純粋(バカ)なロリビッチであり、快楽に従順。その無邪気さが気に入ったヒロインである。

まとめ~おとなのおもちゃの使い方~

司伝評価

絵柄4.0
物語3.5
キャラクター4.0
抜き2.5
ロリ凌辱5.0
  • ロリ×鬼畜系が好き
  • レイプ・強要に興奮する
  • 正統派の貧乳ロリっ娘が好き

『おとなのおもちゃの使い方』は以上のような方々にオススメしたい。鬼畜系が苦手な自分には合わなかったが、前島龍作品のロリっ娘のエロ可愛らしさは健在なので、それだけでも買った価値はあった。

自分の中では、ロリほど優しくしてあげてほしいものだが、それでも性癖とは自由である。リアルでロリっ娘たちが守られるためにも、鬼畜ロリ系が好きな人の受け皿として、こういう漫画が存在するべきなのである。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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