司伝の過去作レビュー

『え~研!!』は2014年に発売された、あきやまけんた氏作の商業アダルトコミックだ。
あきやまけんた氏はかなりのベテランの先生だが、現在の活動は不明だ。『え~研!!』は現時点で最後の単行本となっている。非常に安定した絵柄の先生で、現代的な画風ではないが、古い感じはしない。
本項では『え~研!!』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
『え~研!!』の魅力

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『え~研!!』は全7話の長編作品と、1篇の短編が収録されている単行本だ。
表題作である「え~研!!」について、簡単にあらすじを記載しておこう。主人公は太処トウヤ。ヒロインの一人、城宮スズカから誘われるところから物語が始まる。
スズカに誘われ、映画研究部の訪れたトウヤ。部員の自己紹介の後、いきなり手を縛られてしまう。そこでトウヤはフェラチオをされ、ペニスのサイズを確かめられる。そして、そのままスズカに強引にセックスをされてしまった。実は、映画研究部の活動はAV撮影であり、トウヤは主演男優として部に誘われたのだ。変態揃いの映研で、トウヤは部員と次々にセックスをしていく。

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まず思うのは、本作はライトノベルなどの部活ハーレムラブコメのオマージュ的なものであるということだ。スズカに「牛」と呼ばれている金髪巨乳ヒロイン、レイカは「はが○い」のあの人にしか見えない。
そういう傾向は過去にエロゲなどでもよく見られたし、悪いことではない。むしろ、その魅力もわかりやすいだろう。本作は、よくある部活ハーレムにおいて、可愛い部員たちとセックスができるのである。
セックスの傾向としては、かなり受け身である。主人公もがんばって攻めてはいるが、部員たちに搾り取られている印象のほうが大きい。M寄りの作品と言えるだろう。
また、一部ヒロインは趣味で親父たちと乱交パーティーをしていたり、過去に男に調教されていたりと、強烈な設定もある。ただ、全体的にコメディーな作風なので、重い感じは全くない。

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お気に入りのヒロインはミユキだろうか。理由はロリ系後輩というだけである。でも、この手のラノベやアニメを見ていると、こういう後輩キャラが一番可愛いと思ってしまうほうだから仕方ないのである。それが本冊の楽しみ方でもあると思っている。
【まとめ】え~研!!
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
ハーレム |
- 部活ハーレムラブコメが好き
- AV撮影するJKという設定に惹かれる
- ヤりまくりコメディー長編が好き
『え~研!!』は以上のような方々にオススメしたい。長編作品だけに、キャラクター達に愛着を持てるかどうかが、本作を楽しめるかどうかの基準と言えそうだ。
リアル映研の部内カップルなんかは、校内ハメ撮りとかしていそうだ。そういうものがあれば、ぜひこちらに回していただきたい。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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