司伝の過去作レビュー

『えろトレ! ~パコパコ乱交性教育~』は2017年に発売された、ジャイロウ氏作の商業アダルトコミックだ。
ジャイロウ氏はCOMIC MUJINなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。独特な世界観を持ち、凝った設定の作品を創る。『えろトレ! ~パコパコ乱交性教育~』では、女性用のセックスアンドロイドを、長編エロ漫画として描き上げている。
本項では『えろトレ! ~パコパコ乱交性教育~』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- えろトレ!Prologue
- T.F.S 交配実習!
- T.F.S 思い出して…!
- T.F.S 過去からの傷
- T.F.S まだ来ていない未来に
- T.F.S あの日の記録
『えろトレ! ~パコパコ乱交性教育~』の魅力

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『えろトレ! ~パコパコ乱交性教育~』は全6篇で構成されており、「Training For Sex」、こと「T.F.S」という長編作品となっている。プロローグと「あの日の記録」は両方とも前日譚のようなものなので、ストーリーとしては4篇である。

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長編作品なので、簡単にあらすじを記載しておこう。アンドロイドの技術が発展した近未来、その技術は性欲処理や性教育にも使用されていた。TFSプログラムという学生向け性教育プログラムに、主人公の網も参加する。そこに現れたセックス用アンドロイド、XV00(ゼロクン)に心を躍らせる学生たちだったが、網は彼を見てハッとする。昔好きだった少年、春とそっくりだったのだ。思わず近寄った網は、最初の実習相手に決まり、ゼロクンとセックスをすることに。皆の前でゼロクンと初体験を済ませた網だったが、ゼロクンから春しか知らない呼び名で呼ばれ……。

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明確に書かれていないが、ヒロインはJCくらいだろうか。ほどよくロリっ子であり、ゼロクンとのエッチには少しインピオ感も漂う。しかし、そんなことがそっちのけになるほどに濃いストーリーであり、進み過ぎた性教育のせいか肉体以外のロリっぽさもなく、ショタもアンドロイドのため、インピオとしての楽しみとは違うような気もする。

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そして、このストーリーだが何気にちょっとグロい。だからこそ面白いとも思うのだが、春の末路を思うとかなり恐ろしいのだ。エロ漫画の世界観としてはやり過ぎのようにも感じる。

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セックスについては、その相手はほとんどヒロインである網だ。網は微乳のちっぱいでロリ体型。一応、ロリコン向けではある。プレイはゼロクンとのいちゃラブエッチだけではなく、ショタアンドロイドからの輪姦シーンもあり、アヘ顔、レイプの嗜好にも対応している。網以外のヒロインはダイジェスト的であり、「T.F.S あの日の記録」などで見られる。このTFSプログラムのシーンはもう少し見たかったのが本音である。

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ヒロインはロリ、竿役はショタ、だがどちらの性癖にも正しく刺さるかは微妙である。良くも悪くもとても独特な作品だった。
【まとめ】えろトレ! ~パコパコ乱交性教育~
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
世界観 |
- 倫理観や貞操観念の狂った世界観が好き
- 絶倫ショタが好き
- ロリ体型こそ正義である
『えろトレ! ~パコパコ乱交性教育~』は以上のような方々にオススメしたい。ロリもショタも好物だが、そのどちらでも語りづらい作品である。独特な世界観こそが最大の魅力であり、実習の初体験シーンが一番良かった。
ストーリーとしても楽しめたものの、それが実用性の妨げになっているような部分もあるかもしれない。まあ、その辺りは好みの問題の可能性もあるだろうか。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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