司伝の過去作レビュー

『えくすたしーホリック』は2016年に発売された、もくふう氏作の商業アダルトコミックである。
もくふう氏は『えくすたしーホリック』が初の単行本であり、2021年現在までにもう一冊アダルトコミックを発売している。一般誌の作画担当もしており、エロ専門では活動していないようだ。
絵柄は目のパッチリした萌え絵で、ボンキュッボンのセクシーな肉体のヒロインが描かれている。
作風としては、現代にファンタジーの要素が加わった設定ばかりで、それがエロシーンにも影響している。
本項では『えくすたしーホリック』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 魚屋さんの秘め事
- プロジェクション・セックス
- プロジェクション・セックス~after~
- ふゅーじょん・まじっく
- ラブ・トゥ・ザ・フューチャー
- えくすたしーほりっく
- えくすたしーほりっく~媚薬 at school~
- こいびとぼっくす
- 彼女の「つくりかた」
- 天使のお仕置きと悪魔の口づけ
- メイド・イン・ピロー
- メイド・イン・ピロー~ずっと一緒に~
『えくすたしーホリック』の魅力

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『えくすたしーホリック』は全12篇のオムニバス短編集であり、内3篇は短い後日談となっている。
先述したように、ファンタジー要素やSF要素が含まれており、普通のセックスが極めて少ない。その設定の数々をいくつかご紹介していくと、「触感まで再現できる3D技術を用いて人を作成しセックス」「謎の魔術で魔法少女に返信してセックス」「未来のヒロインと現在のヒロインとの3P」、といった具合だ。

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確かな画力で萌え系美少女を描かれているが、こと内容によってはかなり変化球だ。しかし、それがエロさの邪魔は決してしておらず、そのほとんどがエロさにまで活かされているため、誰にでも楽しめるエロ漫画になっているのではないだろうか。また、膣内描写や多人数プレイなど、エロ漫画の定番も溢れている。
お気に入りは選びづらいが、「ラブ・トゥ・ザ・フューチャー」をあげておこう。先述した未来のヒロインとの3Pである。
黒野昴は助手の百木メルと研究所で働いている。天才である昴は、未来へ行く装置を作り出し、二人で20年後の世界に旅立つ。すると、そこで巨乳美人の研究者に話しかけられ、研究所へと連れて行かれる。そこで体の検査と称してペニスを愛撫する女性。メルはそれを止めようとするが、機械に拘束されてしまう。それからメルは二人にセックスを見せつけられると、今度はメルも一緒に……。

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ヒロインのメルが妹系の萌え美少女で、巨乳だらけのヒロイン陣の中では目立った存在だ。同じ人物の成長前と成長後との3Pは斬新で良かった。
他のも変わった設定のオンパレードであり、何かハマるものもあるかもしれない。特にファンタジーやSF要素が好きな人は、本冊を試してみてはどうだろうか。
【まとめ】えくすたしーホリック
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
萌え巨乳 |
- ファンタジーorSF要素のエロ漫画が読みたい
- 萌え系の絵柄が好き
- 巨乳ヒロインが好き
『えくすたしーホリック』は以上のような方々にオススメしたい。変わった設定の数々は好みが分かれそうだが、一見の価値はありだ。
魔法、天使と悪魔、アンドロイドなど、こういった言葉にピンと来る人に向く作品だった。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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