いもーてぃぶ(emotive)(鬼束直)妹の性教育

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司伝の過去作レビュー


いもーてぃぶ(emotive)

『いもーてぃぶ(emotive)』は2016年に発売された、鬼束直(おにづかなおし)氏作の商業アダルトコミックだ。

鬼束直氏はCOMIC LOなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。日常を舞台にロリっ娘との生々しい行為を描き、安心感と背徳感を同時に与えてくれる。美少女からちょっとブスっぽい子まで描き分ける技術も持っており、そこもリアリティの演出に寄与している。高い実用性と作品の安定度が確保されている、非常に実力のある先生なのだ。本冊においては、特に兄妹セックスが中心に収録されている。

本項では『いもーてぃぶ(emotive)』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • 真夏の温度
  • ちょい甘ゆず
  • じぇみに!
  • 兄妹そろって…だから
  • 夏陰
  • うすもも
  • それは愛のセイデスカラ
  • 夜に啼く

『いもーてぃぶ(emotive)』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ095530.html

『いもーてぃぶ(emotive)』は全8篇で構成されているオムニバス短編集だ。

ヒロインは恐らく全てJSおっぱいちっぱい貧乳揃いで、正統派のロリっ娘達である。顔の描き分けが上手く、美少女からちょっとブスっぽい子まで揃ったヒロインのルックスは高評価したいポイント。少女の素朴さも上手く表現されており、作品を彩っている。

内容はいちゃラブが中心ながら、これが背徳的に仕上がっている。やはりルックスから相手がロリであるということの重みを感じさせてくれるからだろう。また、との近親相姦がメインであることもあげられるかもしれない。“日常の延長線上”にセックスを置いていることも大きく寄与している気もする。平和ないちゃラブながらも、少女とセックスをすることの背徳感がしっかりと味わえる、非常に実用的な作品が揃っている。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ095530.html

良作揃いで目移りしてしまうので、お気に入り選びも難航。「真夏の温度」は夏の日の兄妹のじゃれあいが描かれた1篇。普通の兄妹の距離感のままエッチしちゃう流れが素晴らしい。「じぇみに!」双子の妹達との3P作品。いちゃいちゃしながら兄を誘惑する姉妹がエロくて良い。「それは愛のセイデスカラ」は兄が大好きながセックスのために奮闘するお話。痛くならないようにと道具で慣らす健気な妹がエロ可愛い。今回は二作でかなり悩んだので、二作ともピックアップしておこう。まずは「兄妹そろって…だから」

麻衣は小便終わりにおまんこを拭いていると、そこを触ると気持ち良いということに気づく。すぐに兄に報告に行くと、当然、兄はおまんこを見せながらそんなことを言ってしまう妹に呆れる。「おしっこじゃないのが出た」と言う妹に、「男のちんこを挿入れるためだ」と説明する兄。あんなふにゃふにゃなものが入るのかと、勃起も知らない麻衣は、兄に「ちんちん硬くなるところが見たい」とお願いする。嫌がりつつも見せる兄は、硬くさせるためにと麻衣に触らせ……。

この麻衣、ヤバい。性知識なしで好奇心だけで性行為を始めるのだが、全く羞恥心というものがなく、ずっと無邪気なのである。兄は教えがてら丁寧におまんこを湿らせるのだが、その最中も快楽に驚いては口元を緩めている。この“本当に何も知らない”感じがツボに入った。挿入を始めても、息は乱れつつも余裕たっぷり。あまつさえ、兄が腰を振る姿に笑ってしまったりもする。こんな子とする背徳感…たまらない。セックスも佳境になると女の顔になり、しっかりとした反応をするのもまた良いし、オチで行為の意味を知ってやっと照れを見せるのも可愛い。何ともたまらんヒロインだった。

続いては「うすもも」。こちらは兄専用風俗嬢になってくれるお話である。

兄は夜な夜な杏奈の部屋に訪れると、あるお願いをする。了承を得て兄がベッドに腰掛けると、杏奈は兄のペニスを手に取り、フェラチオを始めた。五百円という価格でフェラチオをしてくれる杏奈だったが、その日の行為後、突然値上げを申告する。後日、今までの倍になることにショックを受けていた兄。改めて倍は厳しいと相談するが、杏奈はそれを拒否しつつ、「倍くれる分サービスする」とも言う。結局いつものようにお願いしたその日、杏奈はおしぼりを片手に現れた。そのままフェラチオをされ、射精まで導かれると、杏奈に「他にしたいことある?」と訊かれ……。

妹を風俗嬢に、という設定の勝利である。個人的にヤバいと思ったのは挿入のシーン。兄に裸を見たいと言われて脱いだ杏奈。彼女のおまんこに触れると、すっかり濡れていた。そのまま愛撫すると、「一緒に気持ち良くなろう」と言われて素股をすることに。こすり合わせながら「気持ちいい?」なんて訊いてくる杏奈だったが、「ここ引っかかっていい」と言って入りかけの状態に。「入っちまう」と言いながらこすりつけていると、兄も開き直ったのか、そのまま挿入。ギリギリ保っていた兄妹の壁が一気に崩壊。この一線の越え方、暴発してしまいそうなほどに興奮してしまった。素晴らしく実用的な1篇だった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ095530.html

背徳感たっぷりの兄妹いちゃラブセックス。非常に良い出来だった。

【まとめ】いもーてぃぶ(emotive)

司伝評価

絵柄4.5
物語4.5
キャラクター5.0
抜き5.0
ロリ妹5.0
  • ロリな妹に興奮する
  • 背徳感のあるいちゃラブが抜ける
  • ちっぱい貧乳の正統派ロリっ娘こそ正義

『いもーてぃぶ(emotive)』は以上のような方々にオススメしたい。はあはあ、たまらん。いちゃラブでありながらこんなに実用的なのは、鬼束直作品らしい日常感と兄妹セックスの背徳感の相性がとても良いからだろう。

というのは欲しくても絶対に手に入らないものなので、居る人はぜひ大切にしていただきたい。まあ、大切の仕方は人それぞれだが。

本作については以上である。それでは、またの機会に。


いもーてぃぶ(emotive)

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