いつか、花咲く君たちへ。/山崎かずまレビュー-つぼみのままで

い行

女性は花に例えられ、少女はつぼみと表現される。その例えで気になるのは、では何歳ごろが開花と言えるかである。

女性が最も魅力的に感じる年齢はいくつだろうか。それは、女性目線と男性目線でも違うし、個人の好みでも大きく分かれそうである。

少女という存在については、それをすでに開花と捉えるか、つぼみとして魅力を感じているかどうかも分かれるのではないか。きっと、つぼみに興奮する人間こそが、真のロリコンなのだと思う。

司伝
司伝

今回はそんなつぼみがヒロインの作品をご紹介します。

本項目では、『いつか、花咲く君たちへ。』の作者山崎かずま氏について、また、『いつか、花咲く君たちへ。』シナリオやプレイ内容ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

いつか、花咲く君たちへ。/山崎かずま

タイトルいつか、花咲く君たちへ。
著者山崎かずま
初版発行2020年
掲載誌・レーベルメガストアコミックス
出版社コアマガジン
ページ数280頁
形式オムニバス

漫画家・山崎かずま

山崎かずま氏はコミックホットミルクなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。

ロリ漫画家のように言われているが、実際は微ロリ程度であり、膨らみかけくらいの体を好んで描いているように思う。そこそこの巨乳も描くため、ロリ目的で買うとガッカリするところがある。また、絵柄としてもかなりクセがある。

シナリオについては、設定の振れ幅が大きく、意外性で楽しませてくれる先生でもある。

作品・いつか、花咲く君たちへ。

恋と性を知るには、青すぎる。でもそんな少女が好きだ。 本当は大人になって欲しくない。その願い、山崎かずまが叶えます。少女たちが一番きらめく時間をこの一冊に閉じ込めました。

いつか、花咲く君たちへ。 [コアマガジン] | DLsite 成年コミック – R18

『いつか、花咲く君たちへ。』は短いカラーページも含め、全14篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「卑弥呼であるっ!」はシリーズであり、3篇+おまけで構成されている。また、表紙の少女は「海とアネモネ」をはじめ、計3篇のシリーズになっている。280頁の大ボリュームは大きな魅力と言えるだろうか。

内容はいちゃラブからタイムスリップものまで振れ幅が大きい。もっと特殊なものでは、デブと言っていいほどの少女がヒロインのものもある。一見万人向けに見える割にはやたらと人を選ぶ作品集である。

【詳細】いつか、花咲く君たちへ。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ251831.html

それでは、『いつか、花咲く君たちへ。』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

  • 海とアネモネ/恋愛なんてわかんない
  • 空想科学少女じーにあす
  • ビター
  • 離島見聞録・よいこのしま
  • 卑弥呼であるっ!
  • わらわであるっ!
  • 卑弥呼であるっ!!chu
  • クレオパトラと卑弥呼であるっ!!
  • psY
  • ぷちっとXL
  • sweet slut パティシエール
  • 脱穀
  • いつか、花咲く君たちへ。

シナリオ

シナリオは現代劇が基本だが、独特な設定を取り入れていることも多い。「卑弥呼であるっ!」は復活した卑弥呼がヒロインだし、「離島見聞録」では幼い女性だらけの島が舞台である。

お話としてはシリアスな展開はほとんどなく、雰囲気としても軽めである。

プレイ内容

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ251831.html

プレイいちゃラブが基本だが、3P催眠なんかもある。目立った嗜好ではなく、それ目当てで買うほどのものでもない。

体位は正常位、騎乗位、後背位など。フェラチオ、手コキもそこそこあり、スタンダードである。

ヒロイン

ヒロインJC(?)~JKくらい。胸は微乳~巨乳まである。表紙を見るとロリっぽいが、他作品ほど極端なロリ少女は居ないに等しい。むしろ、膨らみかけのおっぱいとムチっとしたボディにこそフェチズムを感じる。これは絵柄によるものかもしれないが。

先述したデブ少女は「ぷちっとXL」である。これは本当にムチムチというレベルではないほどのデブ少女であり、かなりマニアックである。

オススメの一話

オススメの一話「sweet slut パティシエール」にしておこう。

主人公のあんずは、想い人であるゆーやのためにクッキー作りに励んでいた。しかし、兄にそれで振り向かせようなど甘いと言われ、男はみんなエッチだと説き伏せられてしまう。一人前のえっちなレディーに教育してやる、という兄の言葉を真に受けたあんずは……。

おバカなあんずはそのまま兄に抱かれ、練習と称していつでもどこでもお構いなしに挿入されてしまう。その辺りはもう少し長めに見てみたかったが、裸エプロン姿の事後のあんずがエロ可愛くて気に入った。

オススメのヒロイン

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ251831.html

オススメのヒロイン「卑弥呼であるっ!」卑弥呼だ。

竿役が謎のカップ麺にお湯を入れると、出てきたのは全裸の女の子、卑弥呼だった。卑弥呼はヤマタイ復活を目的とし、現代に現れたが、復活の手順を間違えられたため、幼い姿だった。ヤマタイ復活計画と称し、始動するものの、すぐに躓く卑弥呼。心が折れかける卑弥呼だったが、次に提案したのは、竿役との子作りで……。

おバカで古風なラブコメという印象。卑弥呼はいわゆるロリババアという感じで、セックスの知識もあるし、エッチに前向きなのも良かった。

まとめ~いつか、花咲く君たちへ。~

司伝評価

絵柄3.0
物語3.5
キャラクター3.5
抜き2.5
ムチロリ5.0
  • ムチっとしたロリボディが好き
  • 膨らみかけが一番美味しい

『いつか、花咲く君たちへ。』は以上のような方々にオススメしたい。ちょっと絵柄も内容もクセがあり過ぎて、正直手離しにはオススメできない。ただ、ムチっとしたロリボディについては、ハマる人も居るかもしれない。

ロリっぽい表紙なのに正統派のロリが居ないのがちと残念。膨らみかけも好きではあるのだが……。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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