私、司伝は痩せた女性が好みである。しかし、ではぽっちゃりやムチムチが嫌いなのかと言えばそうではない。
人間の体型には色々ある。身長が低い、高い。体が大きい、小さい。それらは単に不摂生から来るものかもしれないし、その人の個性の場合もある。個性の場合、それごと愛することが礼儀だ。ムチムチが魅力の女性を無理やり痩せさせるようなことは推奨しない。
そして、人生においてセックスをする相手なんて100人居るかどうかである。人生を謳歌するためには、好みのタイプの女性を抱くだけではなく、老若男女、高低大小、様々な女性と経験をするほうが良いのではないかと、私は思っている。
今回は私の好みではない、ムチムチのキャラクターが多く登場する作品である。

今回は東野みかん氏のムチムチ作品を紹介します。
あつあつもちもち/東野みかんについて。
あつあつもちもち/東野みかんとは

タイトル | あつあつもちもち |
著者 | 東野みかん |
初版発行 | 2017年 |
掲載誌・レーベル | TENMAコミックス高 |
出版社 | 茜新社 |
ページ数 | 200頁 |
形式 | オムニバス |
漫画家・東野みかん
東野みかん氏の作品を多く読んだわけではないのだが、本冊の共通の魅力は、タイトル通り、キャラクターのもちもちとした肉体だろう。デブではないがそれなりに腹部に肉を持ち、おっぱいの大きさ、尻から脚にかけてのボリューム感に強いこだわりを感じる。
作品の雰囲気がエロス寄りじゃなくかわいい雰囲気を持っているからこそ、余計にそれが際立っているのかもしれない。現実でムチムチ女性とセックスして気持ちの良い経験をしたことがある人は、その肉感で興奮すること間違いなしだ。
後はおねショタも充実している。厳密におねショタと言えないものでも、女性のほうが体が大きい、という組み合わせのセックスを描くのが好きなのかもしれない。
絵柄は特別綺麗なほうではないが、東野みかん氏は女性の柔らかさが伝わってくる良い表現力を持っている。
あつあつもちもち
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あつあつもちもち [茜新社] | DLsite 成年コミック – R18
大きくてムチムチな彼女に情欲の全てをぶつけたいんだ!甘えたいんだ僕たちは!
あつあつもちもちは短編9篇で構成されている。先述したムチムチで大き目な女性がメインで、同世代からショタまでの男との行為が描かれている。
基本的には純愛であり、ラブラブセックスで占められているが、たまに変化球があるから要注意だ。ほとんどが女性優位で、かわいらしくも濃厚なセックスをしている。
【各話解説】あつあつもちもち
それでは、あつあつもちもちを一話ずつ解説していこう。
おっきな彼女に甘えたい

BJ117114.html
低身長男子、夏生には同級生の彼女、茜がいる。茜は夏生よりも頭一つ以上身長が大きく、抱きしめられると、ちょうどおっぱいに顔が当たる位置になる。
そんな格差彼女に甘えっぱなしであること悩む……が、結局その甘やかし彼女の誘惑には勝てず、部屋でガッツリラブラブセックスに至るのだ。
夏生が事後にずっとその巨乳おっぱいをちゅうちゅうと吸っている様は、墜とされきって幼児退行したようだった。同級生おねショタは珍しいが、これがなかなかいけるのだ。
お弁当と小春ちゃん
小春はむすっとしていた。恋人の昇は自分の作った弁当がまずかったからかと問うが、その理由は逆だ。弁当が旨すぎて太ってしまったのが、小春の機嫌が悪い原因だった。
女子トイレで「昇の彼女が太っている」「趣味が悪い」と言われ、ショックで早退してしまう小春。心配して家に来てくれた昇にそれを伝えると、「そんなとこも含めて小春が大好きだから」とラブラブセックスを始める。
この話では特に「太った」ことを強調しているため、小春のお腹のプニプニ感は特に凝っているような気がする。決して巨乳ではないおっぱいとお腹のバランスが、そのかわいらしい絵柄にしては生々しく感じ、かなりそそられる。ぽっちゃり体型好きにオススメしたい1篇だ。
シャーベット・キス

BJ117114.html
夏の日、JK姉のちかが家でだらしなく寝転がっている。そんな姉に文句を言いつつ、頼まれると断れない健太は、内心姉にぞっこんのようだ。
ちかが健太を挑発すると、我慢できなくなった健太が暴走。そこからはラブラブセックスの開始である。
一応実兄弟という設定のはずだが、セックスに抵抗がなく、近親相姦という雰囲気は全くない。おねショタカップルのラブラブセックスになってしまうのは、東野みかん氏の作風から来るものだろうか。
プニプニ大きな姉がショタ弟とまぐわる姿は何ともエロい。この設定でも爽やかになるのも不思議なものだ。
彼氏にナイショで
勇太には灰谷ちゆりという彼女がいる。ずっと好きだった子との交際で幸せを感じる勇太。
しかし、ちゆりは勇太と付き合う前から、簡単に股を開く女だった。17歳にしてムチムチ巨乳が完成している体は同級生にとって魅力的な存在。勇太が風邪で学校を休んだ日、三人の同級生がちゆりの体を堪能する。
ここまでラブラブセックスだったのに、一転して寝取られである。最初の数ページでちゆりを可愛い彼女だと見せつけた後、途端に落とされる。
このちゆり、好きな人以外とするセックスに快感を覚えていた。無理やりでもなんでもなく、3人の同級生と快楽に溺れている。なかなかの変態ヤリマン女である。
私は彼女を愛している。絶品だった。

作品群の中では浮いていますが、私のお気に入りはこれです。かなり使えました。
Love sickなお姉ちゃん

BJ117114.html
少年、圭と隣人のJKお姉さん、雨音の1篇。母親が不在にすることが多いため、よく面倒を見てくれる雨音は、この日も寝込む圭の面倒を見ていた。まともに見えてちょっとあれな雨音は、具合の悪い圭を体温で温めようと、胸をはだけて押し付ける。すると、圭は寝ぼけながらその乳首にチューチューと吸い付いてしまった。
完全に欲情した雨音が目覚めた圭を誘惑すると、おねショタセックスの始まりである。
またいつもの作風に戻り、おねショタラブラブセックスである。おねショタ好き、ムチムチ好きなら十分に使える1篇である。
暗闇ノ花ビラ
男子高校生は彼女持ちだが、幼なじみのため抱きたいとは思っていなかった。放課後の教室で「セックスしてみてーなぁ……」とポツリと呟くと、「じゃあ、してみる?」と声を掛ける女。それが橘可憐だった。
彼氏とマンネリだから、と誘う可憐と、男は勢いでセックスしてしまう。しかし、可憐のそれは嘘であり、実は処女だった。そうして、二人は微妙な関係のまま体を重ねていく。
行間で語るものをどう捉えるか。ちょっと切ない気分になる1篇だ。悪くはないが、使えるかどうかは微妙かもしれない。
お姉ちゃんの中でおしっこして!
ショウコはおしっこが大好きである。近所でも有名なおもらし癖のある少年、ヒロを漏らさせるために日々趣向を凝らしている。
彼女は三日目にして、ヒロを漏らさせることに成功する。興奮していきなり飲尿してしまうと、性に目覚めたヒロの相手をすることに。
飲尿というジャンルだが、相手がショタ少年ということもあり、汚い感じがしない。ショウコの変態度も良く、おねショタものとしては結構使える。ムチムチJKとショタ少年の体格差セックスは、本冊のコンセプトにも沿っているだろう。

変態JKのおねショタはたまらないものがあります。オススメです。
サイレントバス
夕暮れの静かなバス。スーツ姿の男はいつも隣に座るJKの下半身を触っている。それを彼女も嫌がらず、同じように触り返してくる。二人にはそんな不思議な日常があった。
その行為はエスカレートしていき、数日後の人の多い車内で、ついに二人はセックスしてしまう。
無口なヒロインJKはなかなかかわいい。ただ、状況的にかなり無理があるのと、本冊のコンセプトにもあまり関わらない1篇であるため、そこまでオススメするほどの話ではない。
おっきな彼女につつまれたい(描き下ろし)
1話目の「おっきな彼女に甘えたい」の描き下ろし短編だ。短いので特に言うこともないが、コンセプトの体格差セックスは堪能できるだろう。
まとめ~あつあつもちもち~
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
ムチムチ度 |
あつあつもちもちは好みは選ぶかもしれないが、他にはない魅力のある一冊だった。東野みかん氏のムチムチかわいいキャラは癖になるし、好みの話があったならかなり使えると思う。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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